最新の超音波診断装置の導入
[2017年07月23日]
こんにちは。獣医師の平松です。以前よりブログやメルマガでお伝えしていた、最新の超音波診断装置(エコー)の導入ですが、様々な機種のデモを行った結果、今回はGEヘルスケアのLogic P7を導入することに決定致しました。
こちらです。↓↓↓
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↑ 今回導入したGEヘルスケアのLogic P7。液晶ワイドモニターが採用され、操作ボタンが極力少なくされています。本体液晶パネルでタッチ操作でき、操作性は格段に向上しています。
↑ 以前使っていたProsound SSD-4000+と比較すると、最新モデルはかなり小型化されていますね。小型ではありますが、画質・操作性ともかなり良いものになっています。
今回は日立製作所と東芝のエコーもデモ機を借りて、操作性や画質などを試しましたが、どの機種も画質・操作性ともに素晴らしく、どれを選択するか大変迷いました。
最終的にこのLogic P7を選んだのは、Row Data(生の超音波受信データ)が保存できるという点が決め手となりました。他社の機種も、画像は本体に保存できますが、Logic P7は画像の元になるデジタル信号自体を保存してくれるため、後から保存した画像にコメント挿入や計測ができるだけでなく、画像の明るさやコントラストの変更、部分的な拡大まで可能です。
梨の木どうぶつ病院では救命救急症例が多いため、今まさに呼吸困難に陥っている症例などは、検査の時間を極力短くしたい時があります。そのような時、このエコーなら必要な部位の画像を素早く描出・保存し、後からコメントや計測、画質調整することで、状態が悪い動物をはやく保定から解放することができます。
今までは動物にエコーを当てながら、コメントや計測も行っておりましたが、デモでこの機能を試したところ、思ったより使い勝手が良く、検査時間が短縮できました。
日立製作所や東芝のエコーも、相当画質や機能が素晴らしく、ものすごく迷いましたが、このRow Dataの使いやすさと、ボタン配置が僕好みだったという点で、今回はLogic P7に軍配が上がりました。
これから、このLogic P7をフルに活用して、たくさんの動物たちの診断・治療に役立てていきたいと思います。
獣医師 平松