さがみ総合どうぶつ医療センター見学
[2018年04月25日]
こんにちは。獣医師の平松です。梨の木どうぶつ病院でよく手術の助っ人に来て頂いている大川先生ですが、大川先生が病院長を務めていたオガタ動物病院がこの春、移転・新装開院したため、新しい病院を見学させて頂きました。
自分は他の獣医師・設計士が創意工夫をこらして創った病院を見学させて頂くのが大好きで、今回は大川先生が苦労して作り上げた病院ということもあり、とても興味深く見学させて頂きました。
注目の外観が、コチラです。↓↓↓
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おお〜、カッコイイ外観です!さすがクールな大川先生が決めたデザインだけあり、先進的な印象です。
新しい病院では規模がかなり拡張され、設備もアップグレードされたとのことでした。名称もオガタ動物病院から、「さがみ総合どうぶつ医療センター」へと変わり、相模原を中心とした地域の中核病院としての機能を果たします。
暖かみの感じられる動物病院や、親しみやすさに重点をおいた動物病院が多い中、さがみ総合どうぶつ医療センターは医療技術の進歩や最先端医療をイメージさせるデザインでした!(自分だったら、屋上に犬と猫のモニュメントとか乗せてしまいそうです)
↑ 1階は駐車場やトリミングルーム、ペットホテルスペースになっていました。メインの待合室や診察室などは2階にあり、階段・エレベーターで上がります。
↑ 受付、待合室です。奥へ長くつながる間取りとなっていました。
↑ 診察室です。電子カルテが導入されており、画面にX線画像やエコー画像だけでなく、血液検査所見や患者データや経過を表示できるとのことです。
↑ 3階のCT室です。動物は人間と違い、CT撮影に全身麻酔が必要なため、麻酔器が設置されています。そして、CTを撮影して所見を確認し、そのままダイレクトに手術へ移行できるよう、手術室の隣りに配置してありました。
このCTは重さが2トンもあるため、3階にこの重さの設備を入れるには相当頑丈な建物でなければなりません。そのため、建物は鉄筋コンクリートで出来ているとのことでした。
↑ 手術室です。ドレーゲルの最新鋭麻酔器やskyluxハイエンドモデルのLED無影灯、Cアーム、最新電子内視鏡などが配置され、2症例のオペが同時進行で行える体制となっていました。もはや大学病院なみ、物によってはそれ以上に良いものを装備しています。
新しい大型の動物病院を見学させて頂き、自分のテンションも上がる一方でした。梨の木どうぶつ病院でも応用できそうな様々なアイデアもあり、良いものはどんどん真似させてもらおうと思います。
今回の見学で、随分モチベーションが上がりました。自分の病院も、このような大型病院に引けを取らないよう、設備や医療技術・サービスの向上に務めて参りたいと思います!
獣医師 平松