TPLOセミナー行ってきました
[2018年06月16日]
こんにちは。獣医師の平松です。先日ブログで書かせて頂いた通り、2日間に渡ってTPLOセミナーに参加して参りました。品川駅近くのフクラシア品川クリスタルスクエアという、貸し会議場の一室が会場となっていました。
この会議室で、ヨーロッパや日本を代表する整形外科専門医が講師として招かれ、講義・実習が行われました。
↑ ヨーロッパの整形外科専門医であるDr.Bruno Peironeの講義。日本と違い、欧米では大型犬が主流のため、日本よりも更に前十字靭帯断裂の症例が多いようです。日本で小型犬というと5kgぐらいまでの犬を指しますが、欧米では小型犬というと、15kgぐらいの犬を指します。随分認識が違いますね。
会場では、新たに開発されたプレートなども展示されており、興味深く拝見させて頂きました。
↑ 実習で作成したTPLO術後模型。左が大型犬の右脛骨模型に設置したTPLOプレートの様子、右が超小型犬の左脛骨模型に設置したTPLOプレートの様子です。やはり超小型犬の方が骨が小さいため、骨切りやプレート設置は難易度が高かったです。
今回の実習では、修了証を用意してくれていましたので、せっかくなので待合室に貼らせて頂きました。
2日間にわたって講義・実習を受け、大変勉強になりました。数年前に言われていたことが、少し変更されていたり、より安全性の高い方法が考案されていたりして、常に最新情報を得ることが大切だと思いました。
早速、今回勉強したことを日々の診療に応用し、よりよい診療を行っていければと思います。
獣医師 平松
