秋の装具士島田さん
[2019年11月25日]
こんにちは。獣医師の平松です。11月も既に下旬、ひと月3回のブログ更新のノルマを達成すべく、あと2回、今回も焦りながらブログ更新して行きたいと思います。
先日、また装具士の島田さんに来院してもらい、前肢が使いづらくなったワンコをみてもらいました。
↑ 症例の様子を見ながら、患肢に合うようにゴムバンドや固定具を装着している様子。どこまでの機能が温存できているか、どのぐらいの固定具であれば我慢できるか、装具を装用することによって機能回復が期待できるかなどを確認して行きます。
さまざまな方法を試みて、最適と思われる装具の構想を練っていきます。このように一つの装具を作るのに相当な手間と時間がかかるため、装具を作るとなると費用はある程度かかります。
多くの方法を試みましたが、残念ながら今回は装具は適用外と判断されました。装具を装用することによっての歩様改善は、難しいとの結論でした。
装具はオーダーメイドで作るとなると安くても5万円、複雑な作りだと10万円以上かかることもあります。作るだけ作って装用したが全然歩けるようにならず意味がなかった、ということがないよう事前の確認が重要となります。
今回は期待通りの結果にならず残念でしたが、今後も装具士さんと一緒に試行錯誤しながら、歩様改善に良いものを提案していければと思います。
獣医師 平松