2020年・第1回勉強会
[2020年07月30日]
こんにちは。獣医師の平松です。先日の日曜午後はお休みをいただき、予定どおり院内で勉強会を行いました。
まずは動物看護師の河内さんによる「アパレルの接客」です。いきなり獣医療とは関係なさそうな題材ですが、動物病院は基本的にサービス業としての色合いが濃く、接遇はとても大事な要素になります。
河内さんは梨の木どうぶつ病院で勤務する前は、ショッピングモールで洋服の販売・接客を行っており、ブランドやモールから優秀な接客を行っている人に贈られる賞も獲得しています。獣医療とアパレルは別の業種ではありますが、優れた接客術というのは飼い主さんや動物に安心して医療を受けてもらうためにも重要だと思い、講義してもらいました。
お客様に対するあいさつ、ファーストアプローチ、セカンドアプローチといった接客手順、お客様が声をかけて欲しいのか放っといて欲しいのかの判断など、とても興味深く聞かせてもらいました。
次は土方先生による「皮膚病変の外観と類推される皮膚病について」です。一言に皮膚病と言っても、脱毛があるのか、痒みがあるのか、発赤の出方など細かく分類することができ、ある程度病気を予想する事ができます。それを確認しながら講義してもらいました。
次に木村先生による「コロナウイルス感染症について」です。ウイルスとは一体何か、また現在も問題となっているコロナウイルスによる新型肺炎とからめて、犬猫のコロナウイルス感染症について講義してもらいました。木村先生と奥様で書いたというシンプルな挿絵も入れて、とても分かりやすかったです。
最後は自分が「動物病院の基本概念・施設・設備」という題材で、動物病院の役割や理念、構造、設備などの講義をして終わりました。
全部で4時間ぐらいやっていましたが、全員で一緒に勉強するというのは梨の木どうぶつ病院では新しい試みであり、疲れましたが良かったです。来月以降も月末最後の日曜午後は休診をいただき、みんなで勉強していきたいと思います。飼い主様にはご迷惑をお掛けしますが、よりよい獣医療を実践していくため、ご協力のほど宜しくお願い致します。
獣医師 平松