ホオコケツノガエル、再び
[2022年06月22日]
閲覧注意:今回のブログも可愛いツノガエルが登場しますが、カエルが苦手な方は閲覧にご注意下さい。
こんにちは。獣医師の平松です。前回のブログで、ホオコケツノガエルのツノ丸くんをカエリウムにお迎えした様子を書かせて頂きました。
コチラ。↓↓↓
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平和そうに暮らしているツノ丸くん。環境の変化による拒食を心配しておりましたが、人工飼料をバクバク食べてくれ、少し大きくなったようですね。ご飯は今のところ週2回ぐらいなのですが、そろそろ週1回に切り替えても良いかもしれません。
ちなみに、ツノガエルは土に潜って獲物を待ち構える狩猟スタイルですので、飢餓にものすごく強く、成長したツノガエルは2週間から1ヶ月に一回の食事で大丈夫です。逆に餌をやりすぎると病気になってしまうため、注意が必要です。
さて、ツノ丸くんをお迎えして数日後、また似たような荷物が届きました。中身が、コチラ。↓↓↓
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ホオコケツノガエル。看護師の嫁に、何でもう一匹買ってるんだよ!!と怒られました。いや、すいません、つい…。
実は最初にツノ丸を落札した時に、同じ出品者からもう一匹、ホオコケツノガエルが出品されていたのですが、こちらの子も可愛くてすごく気になっておりました。ツノ丸のカラーがフルグリーンなのに対し、こちらの子はオレンジブラウンが混ざって、よりカエルらしさが際立っております。
ツノ丸を購入した際に出品者の方がとても親切だったこともあり、こちらの子も(嫁に内緒で息子とこっそり)落札させて頂いたという訳です。名前はコケ蔵(コケゾウ)と名付けました。
↑ 上から見たコケ蔵くん。丸っこくて可愛いです。ホオコケツノガエルは基本的に単独飼育が推奨されているため、コケ蔵くんのために急いで棲家を用意しました。
↑ 爬虫類や両生類の飼育に適した水槽がGEXから発売されており、こちらにソイルを敷きました。この水槽はフタと前面ガラスが開く構造をしているため、より管理が容易です。水槽左奥にはストレーナーを設置し、水槽に水が溜まってきたら抜くことができるようにしました。
↑ ソイルの上に、さらに土を薄くかぶせ、カモジゴケとトキワシノブを植え込みました。そして完成したコケ蔵くんの棲家となるテラリウムが、コチラ!↓↓↓
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うむ!良い感じです!コケ蔵くんが居座れるようなほこらも用意し、準備万端です。早速、コケ蔵くんを入れた様子が、コチラ!↓↓↓
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雰囲気が出ていて、良いですね!さすがはツノガエル、苔むしたテラリウム(コケリウム)とマッチしております。
コケ蔵くんは、現在は取り敢えず処置室におりますが、もう少し飼育研究を重ねたのち、待合室にも飾ってみたいと考えております。皆様にも、この不思議なカエルの森的な水槽を早くお見せできるよう、これからもカエルの生態について研究していきたいと思います。
獣医師 平松