ドナー猫・ユズ彦
[2013年09月26日]
こんにちは。獣医師の平松です。先日、猫ちゃんの手術があったのですが、その猫ちゃんは貧血と低タンパク血症があったため、術前に輸血の必要がありました。
そこで、ユズ彦にドナー(血を提供する猫)になってもらい、採血をしました。ユズ彦は、普段は家でゴロゴロしているのですが、緊急事態の時には病院へ登場し、病める猫ちゃんに血液を分けてくれます。
しかし実際には、当然のことながらユズ彦は自分から進んで血液を分けてくれている訳ではなく、僕が、すまんユズ彦!などと言いながらユズ彦から採血することになります。そうやって血液を貰ったあとは、ユズ彦との信頼関係が一時的に崩れてしまいます。
採血後、ふて腐れながら点滴を受けるユズ彦。
頑張ったご褒美に大好きな缶詰をあげました。
恨みがましい目で缶詰をムシャムシャ食べるユズ彦。
こんな缶詰じゃごまかされないぞと言わんばかりです。
家に帰って来ると、やっと落ち着いたようで、いつもの顔に戻りました。翌日も体調は良さそうだったため、遊んであげました。
↑ 獲物を見つめるユズ彦。
↑ 獲物をキャッチ!!(モンちゃんよりちょっと上手いです)
完全にいつものユズ彦に戻りました。よしよし、これで輸血の事は忘れたでしょう。嫌なことを引きずらない所がユズ彦の良い所です。
これからも、いざと言うときには頼むぞ、ユズ彦。
↑ ちょっと憂鬱そう。
獣医師 平松