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帰ってきたパンジー

[2014年03月20日]

こんにちは。獣医師の平松です。梨の木どうぶつ病院の入り口には、お花を置いています。これらは僕の叔父のビニールハウスで栽培されたものです。それを僕の父が定期的にお世話をしたり、交換したりしてくれています。

この時期はパンジーが全盛を迎えており、綺麗に花を咲かせています。お花があると心が安らぎ、元気をもらえます。

今日の早朝、緊急携帯が鳴りました。どんな急患かと思いながら携帯に出ると、なんと昭島警察からでした。一体何事かと思ったら、病院前のプランターに植えられているパンジーが届けられているとのことでした。

はて?パンジーが届けられている??パンジーとは、そんな落とし物として届けられるような物ではないと思うのですが…。とにかく、今日の朝届けてくれるとのことでした。

ちょっと不審に思い、昭島警察署の電話番号を調べてみましたが、かかってきた電話番号と一緒だったため、やはり間違いなく警察からの電話だったようです。届けてもらったら事情を聴いてみることにしました。

朝、病院に行くと、一見パンジー達は何事もないようでした。しかし、よく見ると、入り口横のプランターから、一株だけ抜き取られているのを発見しました。

なるほど、どうやら盗難にあったようです。その後、警察官が二人パンジーを持ってやってきました。話を聞くと、電話ではパンジーが届けられているとは言ったが、実は夜中に病院前でパンジーをほじっている人をこの警察官が見つけ、声をかけた所、盗ったことを認めたとのことでした。

うーむ、残念なことが起きてしまったなと思いましたが、それと同時に、盗みたくなるほどこのパンジーが魅力的だったのかと思うと、叔父を始め、「昭島の花」ブランドを支えている昭島の園芸農家の方々の実力はすごいなぁと関心しました。たしかにすごく綺麗です。

とりあえず、帰ってきたパンジーを再び植えました。とんだパンジー騒動でしたが、警察官の方々が日々、パトロールすることによって治安が守られているのだなと実感する出来事でした。警察官の方々、お勤めご苦労様です!

獣医師 平松