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消化管内視鏡

[2015年12月31日]

こんにちは。獣医師の平松です。梨の木どうぶつ病院で導入したい機器の一つとして、消化管内視鏡があります。消化管内視鏡は、食道・胃内異物を摘出したり、消化管粘膜を生検して腫瘍・炎症性疾患の診断に使用されます。以前よりずっと導入したいと考えており、医療機器メーカーに、良いのはないですかねぇと聞き続けていました。

するとある日、医療機器メーカーから連絡がありました。他の動物病院で設備の改変があり、使用されなくなった内視鏡を引き上げて来たが、性能は全く問題ないため、先生使いますか?との事でした。はい使います、絶対使いますと即答しました。

電話口では冷静に欲しい旨を伝えましたが、内視鏡さえあればもっと負担無く異物の摘出や消化管疾患の診断ができる!!ということで、到着を心待ちにしていました。そして待つ事2週間。メンテナンスを終えた消化管内視鏡が先日、ついに搬入されました。

コチラです!

↓↓↓

オリンパス社製の動物用内視鏡システム「VES」です。機械の状態はとても良く、早速試運転してみました。

カメラの解像度や光源も問題なく、いつでも使えます。とても良いものを手に入れました。医療機器メーカーさん、本当に良い仕事をしてくれます。

内視鏡はオペ室に格納されました。これから沢山の犬猫たちの病気を診断・治療してくれることでしょう。期待しています。

そして来年は、ついに動物用ICUを導入予定です。大型犬も使えるシステムICUで、おそらく2月頃には導入の報告ができると思います。安全で確実な、より理想とする動物医療が実践できるよう、これからも良い設備を整えて行きたいと思います。

それでは皆様、良いお年をお迎え下さいませ!

獣医師 平松