装具士の島田さん来院
[2016年05月17日]
こんにちは。獣医師の平松です。5月は忙しさにかまけていたら、一回もブログを更新してないのに、もう中旬を過ぎてしまいました。そんな訳で、今月も焦りながら更新して行きたいと思います。
今回は久々に装具の話題です。こちらのブログでも何度か紹介させて頂いておりますが、装具とは関節サポーターやコルセットのような、歩行を補助するための医療器具のことです。近年、獣医整形外科では治療に装具を適用することが増えてきており、梨の木どうぶつ病院でも積極的に装具を取り入れています。
先日、肘関節の関節炎のため治療中のポメラニアンさんに装具を適用するため、装具士の島田さんにまた来てもらいました。
まずは症例にピッタリ合う装具を作るため、前肢の計測と型取りをしました。
↑ 前肢の計測をしている様子。ポメラニアンのまるちゃん、とてもいい子にしてくれています。そして次に石膏で型を取ります。
↑ 石膏で型を取っている様子。このように、犬はその子その子によって四肢の長さ・厚み・角度がまちまちのため、その子にぴったりの装具を作るためにこのような作業が必要となります。
まるちゃんが計測・型取りに協力的だったお陰で、作業はスムーズに終わりました。装具は1〜2週間で完成するとのことで、次回はできた装具のフィッティングの予定です。
久々に島田さんに会うと、ついテンションが上がってしまいます。最近は島田さんもテレビ局に取材され、出演する機会が増えていて、以前にも増して多忙のようです。4月にはBSフジの「一滴の向こう側」という番組に出演されたとのことなので、宜しければ下のリンクもチェックしてみて下さい!
http://www.bsfuji.tv/itteki/archives/47.html
次回のブログでは、今回計測・型取りした装具の完成品をご紹介したいと思います。
獣医師 平松