動物救急センターER府中の内覧会
[2017年02月20日]
こんにちは。獣医師の平松です。昨日、動物救急センターER府中の主催する、整形外科疾患・救急医療セミナーと新病院の内覧会に参加して参りました。動物救急センターは、夜間救急と集中治療・高度医療に特化した動物病院で、現在ER練馬、ER文京の2つの病院を運営しています。
この度、3月4日より3つ目の病院としてER府中を開院するとのことで、院内を見学させて頂きました。昨日は病院の画像を撮らせて頂き、ブログに載せても良いという許可を頂きましたので、早速紹介したいと思います。
↑ 病院の外観です。5階建ぐらいのマンションの1階部分がER府中になります。病院の看板はこれから設置されるとのことです。
↑ 処置室の様子です。人工呼吸器付きのストレッチャーやICUがあります。呼吸の悪い動物はこのストレッチャーに乗せられ、呼吸管理をしながら移動ができるとのことです。
↑ レントゲン室の様子です。撮影台がありませんが、これは人工呼吸器付きのストレッチャーに動物を乗せたままレントゲン室に移動し、そのまま撮影ができるようになっているためです。通常の撮影台も別で用意されているとのことです。
↑ 手術室の様子です。最新鋭の麻酔器・人工呼吸器・モニター、電気メス、手術用顕微鏡などが設置されています。
↑ CT・手術室です。こちらの部屋では、なんと術中のCT撮影が可能ということです。腫瘍の取り残しの検索や、生検などに応用していきたいとのことでした。
↑ CT・手術室の別アングルの画像です。このようにCT撮影台の手前に、もう一つ手術台や無影灯が設置されています。
他にもMRI・手術室、内視鏡室、細胞培養室、超大型犬対応入院室などがあり、これから更に関節鏡などの他の設備も次々に搬入されるとのことです。まさに高度医療という感じでした。
セミナーでは、股関節全置換術や緊急手術でのダメージコントロールの概念など、大変勉強になりました。一日中講義を受けて勉強するのは久々でしが、新たな知見を得たり、日々の診療で感じる疑問をスペシャリストの獣医師に質問できるというのは、本当に貴重なことだと思います。ER府中では、定期的に救急疾患などのセミナーを開催するとのことですので、今後も参加していきたいと思います。
ER府中は3月4日（土）に開業します。梨の木どうぶつ病院でもER府中と連携し、より良い獣医療を提供していきたいと思います。
獣医師 平松
