入院室を見た子供の素直な感想
[2018年08月11日]
こんにちは。獣医師の平松です。動物病院によくある設備として、入院室があります。犬猫用の入院室はステンレス製で、ステンレスの壁の内部には断熱材が入っており、衛生面と居住性が良くなるような構造となっています。
↑ 梨の木どうぶつ病院の犬専用入院室(犬舎)の様子。このように入院室前面は格子状となっており、入院中の動物の様子がすぐに観察でき、入院室の内部の空気がこもらないようになっています。
↑ 猫専用入院室(猫舎)の様子。こちらも同じような作りになっています。
この画像を撮ったのは7月頃でしたが、現在はお盆のため犬舎も猫舎もほぼ満室となっています。満室になっても空気がよどまないよう、空調は24時間稼働しており、換気も十分行っております。
さて、先日とあるジャックラッセル君が、胃腸の具合が悪いとのことで来院されました。検査の結果、静脈点滴を行った方が良いと判断し、入院することになりました。すると、飼い主様のお子さんが、「ろうやにはいっちゃうの!?」と言いました。
牢屋…。確かに、子供や犬猫本人にとっては牢屋に見えるかもしれませんね…。でも元気になるために、必要なモノなんだよ!
更に、お子様はICUを見つけ、「これなぁに?」と言いました。
↑ 梨の木どうぶつ病院のICU。
僕「これはね、動物が元気になるように、一部屋ずつエアコンがついていて、更にキレイな空気が入るようになっt」
お子様「ろうや?」
僕「…そうだね。本当は牢屋じゃないんだけど、牢屋みたいだよね…」
子供は素直で本当にかわいいですね。子供たちに、あの病院のろうやは結構イイネ!!と言ってもらえるよう、これからも牢屋…じゃなくて入院室をキレイに整備していきたいと思います!
獣医師 平松