今年1頭目の装具
[2019年01月18日]
こんにちは。獣医師の平松です。新年が始まり、あっという間に半月が経過してしまいました。例によってブログ更新も滞っているため、急いで書きたいと思います!
新年早々、装具士の島田さんに来てもらい、装具のフィッティングを行いました。今回は手根関節を保護する装具です。
↑ 島田さんに装具を装着され、外されないようエリザベスカラーを着けている様子。今回の装具は手根関節(手首)の内側と外則に金属のバーが内蔵されたもので、手首の屈曲・伸展を制限します。また、皮膚が擦れて損傷しないよう、クッション性と固定力を兼ね備えており、動物のストレスが軽減されるよう設計されています。
↑ 装具を装着された、はなこちゃん。どう?とキメポーズをとっているかのようですね。手根関節が安定するまで、もう少し頑張ろうね!
今回はたまたまトリミングに来ていたチワワさんも診ていただき、装具を作るとしたらどのようなものが良いかアドバイスを頂きました。
↑ 左前肢の動きが悪く、神経疾患が疑われるチワワのチブちゃん。前肢が開いて踏ん張りが効きづらいため、左右の前肢をバンドで留めて踏ん張りが効くようにすることで、歩様が改善する可能性があります。今は自力で歩くことができますが、今後もし病状が進行した場合には、こうした装具が役に立ちそうです。
予約していない動物まで診ていただき、島田さんには感謝でございます。今年も装具士の島田さんや外科医の大川先生と連携しながら、運動器疾患で困っている動物たちの役に立てればと思います。
獣医師 平松
追伸:今年からブログ更新のノルマを、月3回にしたいと思います。愛読者の飼い主様には申し訳ありません…。その分、ブログでは面白いネタや役に立ちそうな情報を発信し、症例紹介などの他のページも充実させて行きたいと思います!