高性能麻酔器 導入
[2020年02月13日]
こんにちは。獣医師の平松です。先月、ブログでも紹介させて頂きましたが、2月上旬に予定どおり人工呼吸器搭載の底流量麻酔器『Carestation620』が病院へ搬入されました。
↑ 搬入されたCarestation620を組み立てている様子。うーむ、デカイ。横に換気モニターが設置されているためか、これまでの麻酔器よりもかなり大きく感じますね。
↑ こちらが、これまで梨の木どうぶつ病院の麻酔を支えてきたソフトランダーです。シンプルな構造でとても扱いやすく、簡易的な人工呼吸もこなします。このソフトランダーは、これからも歯科処置や処置室での麻酔導入などに使いますので、まだまだ活躍してもらいます。
↑ Carestation620の換気モニターのアップ画像。この日は、麻酔器の搬入・組み立てだけでなく、標準装備された換気モニターの操作方法も詳しく聞きました。この換気モニターにより、麻酔中にどの程度肺が膨らんでいるか、呼吸の流量、気道内の圧を見ることができます。
換気モニターは、動物医療領域では比較的最近になってその重要性が確認されるようになってきており、今後麻酔管理のスタンダードになっていくものと思われます。
↑ 手術室へ搬入した様子。ソフトランダーとCarestation620を並べると、やはり大きさは結構違います。
しかしケアステーションは、より精密な麻酔管理を実現させるのに相応しい、近代的な佇まいですね!今後手術の頼りになる相棒として、その活躍を大いに期待しております。
獣医師 平松