本日の循環器診療
[2021年03月08日]
こんにちは。獣医師の平松です。本日、循環器専門医の高野先生による3ヶ月に1回の循環器特別診療が行われました。
↑ 心エコー検査を実施している様子。心疾患の診断には、X線検査、血圧、心電図などの検査結果を総合的に判断することが必要ですが、特にこの心エコー検査は診断の決め手になります。しかも、心エコーは診断医によって診断精度が格段に変わるため、検査実施者は日頃から検査の習熟が必要となります。
梨の木どうぶつ病院でも日頃から心エコーを実施する機会は多く、毎日のように検査しておりますが、このように定期的に専門医に自分の診断を確認してもらうことによって、より間違いがない診断をすることができ、技術を磨くことができます。
エコー画面はリアルタイムで心臓の動きをとらえ、ドップラー機能により血流の様子や流速を調べることができます。画像では比較的明るい部屋のように見えますが、実際はもっと暗い照明で検査を行なっております。最近のカメラは、暗い部屋でもとても明るく写るものですね。
↑ ICUでお休みしている症例を確認している様子。呼吸・循環器疾患を持つ動物の治療には、酸素供給や室温管理ができるICUがとても役に立ちます。最近では常にICUが満床のことが多いため、春にもう2室ICUを増設する予定です。
本日も沢山の循環器疾患の動物を診ていただき、とても勉強になりました。今後も高野先生と密に連携をとり、循環器疾患を抱える犬猫たちを支えていければと思います。
↑ 一番右が高野先生です。男3人で並ぶとちょっと怪しげな雰囲気ですね…。次回の循環器診療は6月14日(月)、その次は9月6日(月)に実施予定です。循環器専門医の診察をご希望の飼い主様は、受付またはお電話にてご予約くださいませ。
獣医師 平松
