熱帯魚の研究・フィルターその1
[2021年09月24日]
こんにちは。獣医師の平松です。現在、ブログ更新は月3回をノルマとして頑張っておりますが、熱帯魚の研究で書くことが結構多いため、今月は4回目も書いていこうと思います。宜しければお付き合い下さい。
今回は水槽の水をキレイに保つための設備、フィルターについてです。水槽内には現在、アカヒレ やコリドラスなどの生体が10匹以上生活しているため、熱帯魚たちのフンや餌の食べ残しなどにより、日々、水は汚れていきます。
そのため、汚れた水をキレイにするためのフィルターが必要になります。フィルター を簡単に説明すると、水槽内の水を吸ってフィルター内部のスポンジやろ過素材に水を通して汚れをとり有害物質を中和し、綺麗になった水を水槽に返すという仕組みです。設置場所や形式により、以下のような5種類があります。
↑ まずは水槽の縁に引っ掛けるタイプの外掛け式フィルターです。価格は安価ですが、濾過能力はそれほど強くなく、小型水槽が適用のようです。
↑ こちらが投げ込み式フィルターです。文字通りフィルター本体を水槽内に入れ、エアーポンプと接続することで水を吸い込みフィルター効果を発揮します。こちらも安価ですが濾過能力はそれほど強くなく、小型水槽が適用のようです。
↑ こちらは水槽上部い設置する上部フィルターです。濾過槽が大きめで濾過能力は少し上がるようですが、水槽上部に設置するために水槽照明を置く場所が制限されます。
↑ こちらは水槽底面に設置する底面フィルターです。このフィルターの上に砂利などの底面材を敷くことで、その砂利が濾過材としての機能を発揮します。安価でフィルター能力も高く、上部フィルターなどの他のフィルターと接続することで、更に濾過能力が上がります。しかし、このフィルターを掃除する際は砂利からこのフィルターを掘り起こさなければならず、メンテナンス性は低いようです。
↑ こちらが水槽外部に設置するタイプの外部フィルターです。これまで紹介したフィルターの中でもっとも濾過能力が高く、非常に静かで中・上級者向けの濾過装置と言えるようです。デメリットとしては比較的高額であること、この濾過装置を設置するためのスペースが必要であることが挙げられます。
他にも、水槽とは別に自分で大きな濾過槽を自作し、強力な濾過装置をつくるオーバーフロー水槽なるものが存在するようですが、こちらは完全に上級者・プロ仕様であり、簡単に説明できなそうなので割愛します。
さて、ウチの水槽のフィルターはというと、以下のような構造になっています。こちら。↓↓↓
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この画像はウチの水槽を上から見た図です。手で引っ張り出しているのがフィルター部分で、これを下に押し込んで使います。水槽背面が濾過槽としてセパレートされており、モーターを使って水が画面左下の吐水口より排水されます。
これって、何フィルターになるんですかね…?なぞです。一番近いのは外掛け式フィルターかもしれませんが、濾過能力はあまり強くないということは言えるようです。
長くなったため、今回のブログはこの辺で終わります。次回は、このフィルターを自作で能力アップを図りましたので、それを紹介したいと思います。
獣医師 平松