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受付ベタ水槽

[2022年04月01日]

こんにちは。獣医師の平松です。昨年秋頃より始まった熱帯魚研究ですが、勉強したり経験したりしたことを参考に、いよいよ待合室に設置することになりました。まずはベタ水槽です。

ベタは大きく美しい特徴的なヒレを持った熱帯魚です。ラビリンス器官と呼ばれる特殊な呼吸器官を持っており、空気中から直接酸素を取り入れることができます。また水質の変化に比較的強いことから、大きな水槽を必要としません。そのため、2Lや3Lといったとても小さな水槽・ビンなどでも飼育することができます。

自宅のベタ水槽

しかし、とても小さな容器でベタを健康的に飼育するには、ある程度の経験や技術が必要と思われます。また、かなり小さな容器では動き回れるスペースが少ないために、運動不足やストレスの原因になるかもしれないと考えました。そこで、今回は水が7Lほど入る20cmキューブ水槽で水槽を立ち上げることにしました。

↑ 20cmキューブ水槽。幅・奥行き・高さが20cmの正方形の水槽で、とてもオシャレです。ベタ水槽は、清掃がしやすいよう砂利やソイルといった低床を全く敷かないベアタンクと呼ばれる飼育形態を推奨する方もいますが、今回は見栄え良く鑑賞するためと、底面フィルターを活用したいため大磯砂と呼ばれる砂利を低床として使用しました。

待合室の受付に設置した様子が、コチラ。↓↓↓

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おお、スペース的にはぴったりですね!この後、自宅のベタ水槽から飼育水をバケツで移動してこの水槽に入れ、流木や水草を設置、いよいよベタを投入しました。

ベタが投入された受付ベタ水槽が、こちら!↓↓↓

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良い!良い感じでございます!

この後さらに水草を追加し、コリドラスやオトシンクルスといったナマズ科の熱帯魚や、ヤマトヌマエビが投入されました。

そして現在の様子が、コチラ!↓↓↓

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むぅ、美しい…!!これはイメージ通り行きました!!

今回お迎えしたベタは、プラガット・スーパーホワイトという種類です。全体的に美しい白い色をしており、頭部の赤い斑点模様がチャームポイントです。水槽背面に貼った黒いスクリーンによく映えますね!スーパーホワイトなのでシロちゃんと命名しました。

プラガットは野生種に近い体型をしており、ヒレが大きくなるように品種改良が進んだベタと比べるとスマートな体型をしています。実際、自宅で飼育しているスーパーデルタと呼ばれるベタよりも、ヒレは小さめです。

ヒレが小さめなため、大きなヒレをもつベタと比べると、ブクブクやフィルターなどを使っても水流によって流され体力が消耗するリスクが比較的低く、管理がしやすいです。

胸鰭と呼ばれる手の位置にあるヒレを、一生懸命ひらひらさせて泳ぐシロちゃん。可愛すぎて萌えるばかりですね。犬や猫とはまた違った可愛さが感じられます。飼い主様におかれましても、可愛いベタとその仲間たちが暮らすこの水槽を是非ご鑑賞いただけたらと思います。

受付ベタ水槽の立ち上げは、ひとまず上手くいきました。これからも様子を注意深く観察しながら大事に育成し、ながく健康を保てるよう見守っていきたいと思います。

そしてもう一本の水槽、小型熱帯魚の群泳水槽も順次準備中です。現在はパイロットフィッシュと呼ばれる先発隊のお魚が少数入りました。こちらの水槽も随時、紹介していきたいと思います。お楽しみに!

獣医師 平松