年越し蕎麦と10年の振り返り・前半
[2022年12月22日]
こんにちは。獣医師の平松です。梨の木どうぶつ病院も、早いもので今年で10年目を迎えました。この10年、色々なことがありましたが、毎年年末のブログで紹介していた歴代の年越し蕎麦を見ながら、振り返ってみたいと思います。
2013年(1年目)
2013年3月に梨の木どうぶつ病院は開業しました。内覧会も行い、たくさんの方に来て頂き、感激したものです。外来数は現在と比べると格段に少なかったですが、病院の体制が整っていなかったこともあり、色々決めることが多く結構忙しかったような気がします。
休み時間に携帯アプリのゲームをして、このゲームの点数だけ明日外来がくる…などと妄想し、大変だ!明日70件も来ちゃう!!と看護師の嫁に報告して、とても優しい目で見られたのを覚えております。
この年は天かすととろろのお蕎麦です。マルフジに蕎麦を買いに行きましたが、海老天などが全部売り切れだったため、天かすのお蕎麦を頂きました。
2014年(2年目)
2年目はだいぶ病院運営にも慣れていきました。その当時は夜間救急も実施しており、夜中に病院へ行くこともしばしばありました。しかも唯一の休みであった水曜日に大学病院へ研修に通っており、今考えると相当無茶をしていましたね。
プライベートでは第一子が誕生し、子育ても初めてであったため、慣れないことも多く、苦戦していました。病院にハイローチェアやベビーベッドを置いて、診療をしていました。皆様に可愛がって頂き、本当に感謝しております。しかし、初診の方などは僕が長男を抱っこ紐でおぶって診療しているのを見て、若干引いていた方もいたようですね…。まぁ無理もありません。
この年のお蕎麦もとろろ蕎麦です。大家さんがくれたお蕎麦を頂きました。
2015年(3年目)
3年目になると、病院が忙しくなってきており、病院経営も軌道に乗ってきた感じがありました。相変わらず夜間救急と大学研修は続けており、本当に体力があったなぁと思います。病院ホームページも少しリニューアルし、スマホ対応にしたりしていましたね。医療機器は内視鏡が入り、診療の幅が広がりました。
息子は日中、保育園に預けることができたので、ずっと病院で一緒という感じではなくなりましたが、保育園が休みの日は、相変わらず病院のハイローチェアに座らせたりおんぶしたりしながら診療していました。
この年のお蕎麦はとろろとかき揚げです。美味しく頂きました。
2016年(4年目)
4年目に入り、ずっと導入を検討していたシステムICUを導入することができました。このICUのお陰で、呼吸・循環器病の治療がとてもやりやすいものになりました。また術後管理や他の内科疾患においてもICUは活躍してくれ、現在でもなくてはならない設備の一つです。
この頃は、月に1回ぐらいのしつけ教室も実施していました。訓練士さんの話はなかなか興味深かったです。現在では訓練士さんとも相談し、短い時間だけのアドバイスでは中途半端になり、効果的なしつけは出来ないかもしれないとの結論にいたり、実施は見合わせております。しかし、今後も機会があれば、パピー教室などは実施したいと画策中です。
この年のお蕎麦は海老天やイカ天が入り、豪勢でしたね。
2017年(5年目)
5年目には、毎週水曜日の大学研修を修了することにしました。まだまだ大学での勉強を継続したかったのですが、子供も少しずつ大きくなり、やはり休日は外出したり遊んだりすることも大切だと判断しました。その後は、セミナーや外科実習に積極的に参加し、勉強を継続することにしました。
また、この年の大きな出来事として、初めて勤務医が入ったことが挙げられます。3月に突然入職が決まった新井先生です。新井先生の入職により、さらにできる診療の幅が広がりました。自分一人で治療計画全てを考えていたところに強力な助っ人が現れ、本当に助けられました。
この年も海老天が乗ったお蕎麦です。息子もアレルギーを起こさないか少しずつ様子を見ながら蕎麦デビューを果たし、年越しそばを食べられるようになりました。
ブログが長くなってきたため、今回はこの辺で前半を終了します。次回のブログでは後半ということで、6年目から10年目(今年)の振り返りを12月31日にアップしたいと思います。宜しければお付き合い下さいませ。
獣医師 平松